全国部ブラックバス防除市民ネットワーク


2009年度 全国一斉ブラックバス防除ウィーク
■外来魚駆除釣り大会in淀川2009
■日時:2009年5月10日(日) 10:00〜15:00
■場所:大阪市旭区淀川左岸河川敷・城北ワンド一帯
■主催:琵琶湖を戻す会、城北水辺クラブ・環境省近畿地方環境事務所
■後援:国土交通省淀川河川事務所
■協力:(財)河川環境管理財団、大阪府環境農林水産総合研究所水生生物センター、大阪市立自然史博物館・伊丹市昆虫館、あくあぴあ芥川、大阪市水道記念館、淀川水系イタセンパラ研究会、大阪工業大学工学部淀川環境教育センター、淀川愛好会、淡水魚の窓、全国ブラックバス防除市民ネットワーク、有限責任中間法人水生生物保全研究会
■概況:天然記念物イタセンパラを始め、多くの在来魚が姿を消した淀川ワンド群で、在来魚保全にとって大きな障害となって外来魚問題の啓発を目的として外来魚駆除大会を実施しました。4年目となる今年は、地曳き網による駆除も実施しました。
■参加人数:351名

琵琶湖を戻す会
■「全国一斉ブラックバス防除ウィーク」in八郎湖
■日時2009年5月24日(日)9:00〜13:00
■場所:秋田県八郎潟町(八郎湖)
■主催:秋田淡水魚研究会
■協力:秋田県、八郎湖増殖組合
■概況:今年で4回目となるノーバスウィークに合わせ、八郎湖での外来種の駆除を実施しました。前日(23日)、駆除地点となる場所の水際に刺網17ヵ統(延長500m間)を設置した。駆除作業当日は刺網の内側で参加者と協力して地引網、手網、投網を使用し、刺網へ追い込み駆除を行いました。
■参加人数:30名

秋田淡水魚研究会
■矢田山遊びの森(子供の森)峠池での外来魚駆除釣り大会
■日時:2009年5月26日13:00〜16:00
■場所:奈良県大和郡山市 矢田山遊びの森(子供の森)峠池
■主催:近畿大学バスバスターズ
■協力:近畿大学農学部環境管理学科水圏生態学研究室
■概況:近畿大学バスバスターズと環境管理学科水圏生態学研究室のメンバーを中心として、峠池での釣りによる外来魚駆除を行いました。当日は天気が良すぎたのか、あまり釣れず、合計で18尾のブラックバスを駆除しました。駆除したバスは死亡を確認してから研究室へ運搬し、バスの研究を行なっている研究生が解剖後、遺伝解析する予定です。
■参加人数:15名

近畿大学バスバスターズ
■第四回ブラックバス駆除釣り大会
■日時:2009年5月31日13:30〜17:00
■場所:鹿児島県薩摩川内市(藺牟田池)
■主催:入来・祁答院ライオンズクラブ
■概況:2005年に藺牟田池がラムサール条約湿地に登録されたことを機に、翌2006年から開始されたノーバスウィークに賛同し、毎年、ブラックバス駆除釣り大会を開催。4回目の今年も、小学生84名を中心に保護者も含め121人が参加し、およそ2時間で840尾のブルーギル、ライギョ1尾を駆除しました。在来魚は全く捕れませんでした。たくさん捕獲された外来魚を見た子どもたちから「フナや元からいた魚がいなくなってしまう!」という声も聞かれました。
■参加人数:121名

入来・祁答院ライオンズクラブ
■第八回「琵琶湖外来魚駆除の日」
■日時:2009年5月31日(日)
■場所:烏丸半島多目的広場(滋賀県草津市)
■主催:琵琶湖を戻す会
■後援:全国ブラックバス防除市民ネットワーク
■協力:豊かな湖づくり推進委員会(滋賀県)
■概況:例年通りの開催を予定していましたが、直前に滋賀県下で新型インフルエンザの蔓延があり、県から「イベント中止の方針」が出されたこともあって、人が密集する「琵琶湖の幸の試食」「地曳き網体験」「解剖教室」は中止して、「釣り大会」と「在来魚外来魚の比較展示」のみを実施しました。条件付きの開催であったにも拘わらず、多くの参加者があり、102kgの外来魚を駆除することが出来ました。
■参加人数:359名

琵琶湖を戻す会
■張り網漁と釣りでオオタナゴを知る
■日時:2009年6月7日(日)9:00〜17:00
■場所:茨城県稲敷市古渡 川岸屋前
■主催:土浦の自然を守る会
■協力:動物園ゴリラ基金の助成金により実施
■概況:霞ヶ浦に侵入した外来魚を駆除するため、定置網(張り網)で捕獲調査を行いました。相変わらずオオタナゴは多くて184匹、2.2kg採れました。またアユとワカサギが入って一同判別に苦労しましたが、小型個体はすべてワカサギでした。また、外来魚オオタナゴの湖内の生息分布を把握するために湖岸から沖合に向けて測線を設定し、一定間隔に釣り人を並べてオオタナゴの定量調査と駆除を行いました。岸から沖合10m水深2.2のところでもオオタナゴが釣れてびっくり。漁師によればオオタナゴは沖合100mでもいっぱい入り、昔いたゼニタナゴと生息範囲が似ているそうです。
■参加人数:18人

土浦の自然を守る会
■霞ヶ浦魚類調査とオオタナゴ駆除釣り大会
■日時:2009年6月7日(日)9:00〜16:00 
■場所:茨城県稲敷市古渡小野川河口部
■主催:土浦の自然を守る会
■内容:
(午前)魚類調査 張り網で捕獲された魚類をすべて同定、計数、計量
(午後)要注意外来生物オオタナゴの駆除と空間分布調査
■結果:
(1)駆除成果(尾)
オオタナゴ×280、タイリクバラタナゴ×8、チャネルキャット×9、カムルチー×1、ブルーギル×8、オオクチバス×1
(2)空間分布(図:オオタナゴ空間分布調査結果
湖岸から水平方向に10m沖合まで調査員を配置し釣獲によりオオタナゴを捕獲した。
オオタナゴは沖合10m、水深2.2まで分布した。
オオタナゴは他のタナゴ類と異なり2.2m以上の深部、沖合まで分布すると推定された。
■参加人数:18名

土浦の自然を守る会



■滋賀県内河川での国内外来種オヤニラミの捕獲と生息状況の記録
■日時:2009年9月〜12月(のうち7日間)
■場所:滋賀県大津市大石川
■主催:びわ湖サテライトエリア研究会
■概況:オヤニラミは、その自然分布域ではない滋賀県において「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」の第27条第1項の規定により指定外来種になっている。われわれは、近年になって本種の生息地として知られるようになった県内の大石川において、タモ網による魚類採集を行い、2009年での本種の生息状況を記録した。秋季の7日間(合計245分/3名)の調査で、合計132個体のオヤニラミが捕獲された。このことから採集努力量に対する個体数の割合が大きいことがわかる。オヤニラミは肉食性魚類であり,在来魚の仔稚魚や水生昆虫各種を捕食し、生息量を減少させるおそれがあり、今後,本個体群の動向に注目したい。
■参加人数:3名(1調査日あたり1〜2名)

びわ湖サテライトエリア研究会